ごあいさつ
この会は、2011年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射線の健康被害を、最小限にくいとめようと考える市民の集まりです。特定の政党や政治団体、イデオロギーなどには関係ありません。
放射線による健康被害を避けるには、避難・移住・保養などが最優先されますが、避難・移住した方々の中にも、すでに被ばくしてしまった人々も多くいます。福島県では多くの子どもたちが甲状腺がん、あるいはがんの疑いと診断されています。
発病した人々や、健康不安を抱える人々にとって、せめてもの救いとなるのは、広島・長崎の原爆被爆者と同等の公的医療保障が確保されることではないでしょうか。
解決すべき問題が山積している福島の原発被災に対し、私たちは活動目標を医療保障一本に絞り、県内外、国内外の皆さまのご協力を得ながら、国に医療保障の確保を要求していきたいと考え、「福島に被ばく者手帳を作る会」を設立いたしました。
皆さまのご入会・ご支援を心よりお待ち申し上げます。
福島に被ばく者手帳をつくる会・代表
三田 公美子
活動目的
1. 放射線による健康被害、とくに子どもや乳幼児の健康被害を最小限に食い止めるよう知識を共有し活動します。
2. 会員相互の連携を深め、情報を共有します。
3. 正会員を増やし、県民運動として、国に保障を実現させるよう力をつけます。
4. 賛助会員を増やし、国民運動として、県民運動をバックアップします。
5. 「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」と同等の医療保障を確保するための法律を作り、国に施行させます。
6. 「原子爆弾被爆者対策」と同等の政策を国に実現させます。
7. 法律が施行され、政策が実現したのちも、その実施状況を監視します。